teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


新着順:3/932 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

台風のコースと美濃戸別荘地内の被害状況

 投稿者:福井 篤  投稿日:2018年11月 6日(火)14時02分12秒
  通報
  昨年以降の台風による美濃戸別荘地内の被害状況を簡単に整理すると,下記のようになります.

① 2017年9月18日,台風18号:
倒木あり,短時間の停電,諏訪アメダスの気圧最小値985.9pha,
美濃戸の北を通過.

② 2017年10月23日,台風21号:
倒木報告なし,停電なし,諏訪アメダスの気圧最小値 976.5pha,
美濃戸の南を通過.(掛川市上陸,静岡県や神奈川県の沿岸では被害大)

③ 2018年9月4日,台風21号:
倒木約20本,長時間の停電,諏訪アメダスの気圧最小値 990.5pha,
美濃戸の北を通過.

④ 2018年9月30日,台風24号:
倒木約40本,長時間の停電,諏訪アメダスの気圧最小値 972.1pha,
美濃戸のほぼ直上を通過(気象庁より事後解析の結果はまだ公表されず).

諏訪アメダスの気圧最小値は海面換算気圧です.

特筆すべきことは,美濃戸ではかなりの倒木被害が①,③,④のケースではあったのに対し,②では報告されていないようです.
でも,②は④とほぼ同レベルまで気圧が低下しています.ということは,倒木へ至る樹木への影響は台風のコース(風向)に左右され易いのでは,と思います.

①,③,④のケースでは,台風は美濃戸の北側か直上を通過しています.したがって,風向はおよそ東から西へ時計回りに変わります.恐らく最強時は南東系でしょう.その証拠に,多くの倒木が西から北西へ向いて倒れています.

②のケースでは,美濃戸の南側を通過しています.この場合,風向はおよそ東から西へ反時計回りに変わります.恐らく最強時は北系の風でしょう.

台風が関西方面に上陸し美濃戸の北側を通過するときの風向をもう少し詳しく説明すると,最初に八ヶ岳の稜線から吹きおろしの東系の強風が吹き始め,接近に伴い,編み笠や西岳の緩斜面を回り込んで南東系の更なる強風となり,台風の中心が美濃戸の東側へ抜ければ南西そして西風へとシフトします.この過程の後半でみられる南から西へシフトする強風は,日本海低気圧の通過から冬型の気圧配置に至る過程で必ず発生する現象です.ですから,美濃戸の木々たちは,その風向の強風にはそれなりの耐性があるはずです.しかし,それまでの東から南へシフトする強風は台風が接近しない限りないように思います.したがって,滅多にない風向の強風によってあれほどまでの倒木が起こったように思います.もちろん,危険域に伸長したカラマツやアカマツがそれに大きく拍車をかけたことは言うまでもありません.

事例が少なすぎますが,台風が美濃戸の北側を通過するときは厳重な警戒が必要だと思います.(もちろん,南側を通過するから安心ということではありません)
 
 
》記事一覧表示

新着順:3/932 《前のページ | 次のページ》
/932